さあ、勉強開始!という前に準備して欲しいものがあります。
それは
・五線譜
・定規
・えんぴつ(B以上の濃いもの)、消しゴム
この3つの道具は絶対に必要です。
実際に書いて覚えるのが一番の勉強法
ネットの情報で学ぼうとする人に多いのが、見るだけで覚えようとすることです。
まず、見るだけでは身に染み付かないということを再確認する必要があります。
ましてや、音楽理論を学ぶということは英単語や文法を学ぶのとは違い普段から全く親しみの無い音符や記号を扱うことになります。見るだけではよりいっそうモノにすることは困難です。
音楽理論を学ぶときは必ず”実際に書いて”覚えましょう。
そこでまず必要になるのが五線譜です。
ルーズリーフやノート型などのものは普通の文房具屋でも取り扱っていますし、インターネットショッピングであれば特殊なものも手に入ります。
ルーズリーフが便利で使いやすいですが、はじめの1冊はノート型の五線譜がオススメです。なぜならその1冊にこれからの自身の基本となる知識をまとめることができ、そういった”初心のノート”として後になっても振り返りやすいからです。
次に必要なものが定規です。ごくたまに30cm定規の方が使いやすいことがありますが、基本的には15cm定規で構いません。
五線譜に小節線を引いたり、加線を引くときに使ったりします。自分しか見ない楽譜を書くようなときはフリーハンドで書いても良いと思いますが、普段から定規を使って真っ直ぐの線を引くようにすると、自分の譜面を振り返るときにも見やすく、キレイに仕上がります。
最後に必要なのがえんぴつ(B以上の濃いもの)です。
シャープペンシルでは駄目なのか?
なぜえんぴつで、しかもB以上の濃いものでないと駄目なのか?
答えは筆圧、線の太さと濃さです。
楽譜を書くことを記譜といいますが、記譜したものはコピー機で印刷、コピーすることが良くあります。
その時に筆圧と濃さが足りなければ、圧倒的に写りが悪く霞んで見えないことが多いです。見やすい譜面を確実に印刷するため、是非とも日ごろから太く濃いえんぴつで書くように心がけておいたほうが良いです。
はじめから他人に渡すことを前提にキレイで見やすいものを書いて印刷する場合は写譜ペンという物を使いますが、必要になってから揃えれば良いと思います。
また、印刷に関してだけではなく、実際に自分で書いた楽譜を譜面台にのせて演奏する際など、薄いものでは見えにくかったりもする為、やはりB以上の濃いめのえんぴつを使うことをオススメします。
消しゴムの必要性に関しては、言う必要は無いでしょう・・・(笑)
以上を全て準備し、今現在、私もスコア(総譜)を渡された際に自分専用のパート譜に書き起こすときや、或いは自分自身でDTMソフトを使用し作曲をする際などにもスコア(総譜)を”えんぴつで”書きながら作っています。
ちなみに特にこだわりは無いですが私がいつも使用しているえんぴつは2Bです。