『学習カテゴリ-初歩の初歩:ステップ9-2』で調子記号(以下、調号)を書くことによって、
『調子記号(調号)(Key Signature:キーシグネイチャー)』は
その曲がどの調(Key)で作られた曲なのかを示すことを学びました。
ここに全てのMinor Keyの調子記号をまとめておきます。
みなさんも一緒に書いてみてください。
~ちょっとずるい?覚え方~
Minor keyの調子記号のちょっとずるい覚え方があるので紹介しておきます。
”本当に理解しているかどうか”を無視した覚え方なのでこの覚え方に頼り切るのは辞めたほうが良い。ということを最初に言っておきます。
また、ずるいと言っても”覚えやすい”や”効率の良い”覚え方でもありません。
Major Keyの時にもやりましたね!そう!あの覚え方です!
#系の調子記号
(#)系の調子記号をそれぞれ順番に見ていくと(#)が規則的に増えていっているのが分かると思います。
最初の E Minor の時に(F)に(#)がつき、その後 B Minor ~ D# Minor に進んでいくにつれて調子記号の(#)の付き方が4度下がり5度上がりを繰り返しながら増えています。この法則を覚え、調号を書く場所を丸暗記します。
Major Key の時と調号の付き方は一緒なので既に覚えてる方は楽ですね。
次に、キーの順番を丸暗記します。(E)(B)(F#)(C#)(G#)(D#)です。
(ミシファドソレ)と変化記号抜きで丸暗記しても良いでしょう。とにかく覚えるのです。
すると調号(#1個)~(#6個)の順番に
『ミ(#1個)シ(#2個)ファ#(#3個)ド#(#4個)ソ#(#5個)レ#(#6個)』とあてがい、覚えることができます。
♭系の調子記号
(♭)系の調子記号もそれぞれ順番に見ていくと(♭)が規則的に増えていっているのが分かると思います。
最初の D Minor の時に(B)に(♭)がつき、その後 G Minor ~ E♭ Minor に進んでいくにつれて調子記号の(♭)の付き方が4度上がり5度下がりを繰り返しながら増えています。この法則を覚え、調号を書く場所を丸暗記します。
これも、Major Key の時と一緒ですね。
次に、キーの順番を丸暗記します。(D)(G)(C)(F)(B♭)(E♭)です。
(レソドファシミ)と変化記号抜きで丸暗記しても良いでしょう。とにかく覚えるのです。
すると調号(♭1個)~(♭6個)の順番に
『レ(♭1個) ソ(♭2個) ド(♭3個) ファ(♭4個) シ♭(♭5個) ミ♭(♭6個)』とあてがい、覚えることができます。
以上のように
#系(ミシファドソレ) ♭系(レソドファシミ) 呪文の様に唱えまくって丸暗記しましょう。
但しこの覚え方をする場合、#系は(ファ# ド# ソ# レ#) ♭系は(シ♭ ミ♭)であったりと、実際は変化記号のついたキーであることを忘れてはいけません。
呪文のように唱え丸暗記しやすくするために変化記号を省いて覚えるだけです。
#系(ミシファドソレ)を覚えれば、♭系はそれを後ろから読めば良いということだけ覚えると、ちょっと楽ができますね。