ステップ1
道具(五線譜、定規、えんぴつ、消しゴム)は準備しましたか?
準備ができたら早速はじめたいと思います。まだな方はこちらをお読みください。
五線譜の名称を知ろう
ドレミを書く前にまず五線譜の名前について知っておく必要があるので紹介します。
上記の画像のように、五線譜の線はそれぞれが名称をもっています。
下の線から順番に、第1線・第2線・第3線・第4線・第5線となります。
そしてその
第1線と第2線の間にできる隙間が第1間
第2線と第3線の間にできる隙間が第2間
第3線と第4線の間にできる隙間が第3間
第4線と第5線の間にできる隙間が第4間
となります。
この5線と4間と『加線』を使い、音の高低を表すことが可能になり、上に行くほど音は高く、下に行くほど音は低くなります。
『加線』については下の画像を見てみましょう。
この様に、第1線の下に自らで加える線を、第1線に近いものから順番に
下第1線、下第2線の様に呼びます。
また、この時にできる第1線と下第1線の隙間を下第1間
下第1線、下第2線の隙間の事を下第2間などと呼んでいきます。
反対に第5線の上に自らで加える線のことを、第5線に近いものから順番に
上第1線、上第2線と呼びます。
また、この時にできる第5線と上第1線の隙間を上第1間
上第1線、上第2線の隙間の事を上第2間などと呼んでいきます。
※加線の数に制限は設けられていません。
第5線で足りないほど高い音を表記する場合は必要な分だけ加線を第5線の上に自分で引きましょう。
加線を引く際の唯一のルールは”必要な分しか加線を書かない”という事です。
ト音記号を書いてみよう!
上の画像の記号は、ト音記号という名称で、ト(ソ)の位置を示す記号になります。
中心部のぐるぐるの先端が第2線にくるようにして書き、その第2線の音がト(ソ)の音であることを表します。
書き順番は、画像の赤矢印を参考に(ややみにくいですが)
まず、中心部のぐるぐるの先端から時計周りにグルりと回し、そこから上にすすめて上部で折り返し、全体の中心を貫通するように下にもってきて最後に下部で左にひねってグリグリ!です。一筆書きです。
慣れない内はなかなか上手く書けませんが、慣れると簡単に書けるようになります。
(ト音記号だ!と分かればいいものなので、慣れるほど汚くなっていく人も居る…)
早速練習で、ずら~っと10個ほど書いてみましょう。
ドレミを(音階)を書いてみよう!
おまたせしました!
実はここまで書いた知識だけで貴方はドレミファソラシドを譜面に起こせるようになっています。早速書いてみましょう!
上の画像を真似して書いてみてください。
左から順番にド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドです!
ト音記号の中心のぐりぐりが指している位置がソなので、確かめてみてください。
このドレミファソラシドは実はイタリア語。
イタリア語:Do Re Mi Fa Sol La Si Do(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド)
英語 :C D E F G A B C(シー・ディー・イー・エフ・ジー・エー・ビー・シー)
ドイツ語 :C D E F G A H C(ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー・ツェー)
日本語 :ハニホヘトイロハ
となります。良く使うのはイタリア語と英語の表現ですので2種は必ず覚えてください。
ドイツ語もたまに使ったりします。特にA(アー)は良く使うので覚えておいて損は無いです。