ステップ3 ヘ音記号を書いてみよう!
音部記号
ステップ1で一緒にト音記号を学びました。
ト音記号の他に、ヘ音記号とハ音記号というものがあります。これら3種類の記号をまとめて音部記号といいます。
ハ音記号に関してはヴィオラ、チェロ、トロンボーン、バスーン(ファゴット)などで使用しますが、専門楽器の方で無い場合接する機会はほとんど見かけることはありません。
専門楽器でない方は、DTMソフトなどで作曲したものにその楽器を使っていれば、そのハ音記号を使用する楽器奏者に演奏してもらう時にハ音で書いた楽譜を渡す。といった感じです。
ヘ音記号
上の画像の記号は、ヘ音記号という名称で、ヘ(ファ)の位置を示す記号になります。
では、練習でヘ音記号を10個書いてみましょう。
書き方は第4線でグリグリっとして、第2線に目指して時計回りにぐるりと流し、最後に第4間と第3間に黒●をつけて完成です。
次に実際にヘ音記号をつかって音階を書いてみましょう。
上記の様になります。へ音記号は(ファ)の音の位置を示す記号です。はじめの音が(ド)なので、数えていって第4線が(ファ)の音であることを確認してください。
ヘ音記号は低音部記号といい、音域の低い楽器に用いられます。
ステップ1で学んだト音記号は高音部記号といい、音域の高い楽器に使われます。
ト音記号とヘ音記号に共通する(ド)の音を示してみましょう。
以下の(ド)は全く同じ高さの(ド)です。(C4)とも言いいます。
ハ音記号
やってまいりましたハ音記号です。普通の人はあまり触れることの無い記号ですが絶対に知っておくべきなので紹介します。
書き方は主に3通りあるので、原型に近いものから紹介します。自分が書きやすいと思った書き方をモノにしましょう。お好みで構いません。気に入ったモノを10個書いて見ましょう。どれを書くべきか分からない時は①か②をオススメします。
①
②
③
ハ音記号は(ド)の位置を示す音部記号ですが、アルト記号や、テノール記号としてその示す位置が移動します。
※下の画像を参照
譜表
音部記号を記入した五線譜を譜表といいます。
高音部譜表
低音部譜表
高音部譜表と低音部譜表をひとくくりにし書かれたものを大譜表といいます。
大譜表
大譜表はピアノ、キーボード、ハープなど音域の広い楽器に用いられます。
総譜
多数の楽器の譜表がまとまったものを総譜(スコア)と言い、オーケストラやバンド(ピアノ、ギター、ベース、ドラムなど)のように多様な種類の楽器編成のための楽譜として良く用います。通常はスコアと呼ぶことが多いです。